検校の庵
タイトルが妖怪小説のようですが、違う。 東京在住のもの書きが読んだ本を記録に留める日記です。 もの書きが読んでばかりでいいのかと思うだろうが なに、開かんと欲すれば、まずは蓋をするべきなのです。
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DATE: 2006/07/18(火)   CATEGORY: 資料
THE有頂天ホテル
 今回、紹介するのはこれ。

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション
役所広司 (2006/08/11)
東宝

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 いわゆる「グランドホテル」形式のコメディであるが、三谷幸喜作品だけあって、キャラの立ち方が半端でない。
 それぞれのドラマを持って大晦日のホテルにやって来た登場人物たちがそれぞれの出会いと別れを経て新しい年を迎えるという話。
 群像劇は、各キャラを書き分けなければいけかったり、キャラの役割が整理されていなかったりで難しいものだが、そこは「十二人の優しい日本人」を書いた三谷幸喜。
 メインの登場人物だけで十人以上いるキャラの書き分けが見事である。
 番宣によれば、ホテルの見取り図と各キャラの時系列順の事件チャートを用意してから脚本を書き始めたらしい。複雑に出来るとなれば、調子に乗りすぎて分かりにくい作品になりそうなものだが、それもない。
 パッと見て分かりやすく、当然、腹を抱えて笑える作品になっている。
 ゲームでよければチュンソフトの『街』

PS one Books 街~運命の交差点~ サウンドノベル・エボリューション3 PS one Books 街~運命の交差点~ サウンドノベル・エボリューション3
PlayStation (2002/04/04)
チュンソフト

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 WEB上であれば井上夢人の『99人の最終電車』など、同じ時系列の一つの舞台に複数の主人公を置く作品は前例があるが、『有頂天ホテル』ほど密度の高い、上質のドラマは希有であると思うし、実際第二十五回藤本賞を受賞している。
 こうした複数のドラマを内包するタイプの作品は、(脚本を書くのが難しいので)多くはないが、この作品が評価されたことでこうした作品が増えていって欲しいものである。
 八月に発売されるDVDの宣伝も始まった。
 買うしかないな、ポルナレフ。
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